こんにちは。
今回は、便器の設置方法を、写真を交えて、紹介したいと思います。
TOTOの『ウォシュレット一体形便器(タンク式トイレ)』 【GG-800】です。
交換の場合の、既存の便器の外し方は、また別のページで紹介したいと思います。
便器をセットする前の準備
まず初めに、排水管と給水管を、このような状態にしておきます。
排水管は、今回75Φでやっています。(100Φでも、問題ないです。)
寸法は、正面の壁から、管の芯まで、200mm~220mm程度でしょう。
200mmよりも壁に近いと、タンクの部分が壁にあたってしまします。
左右は、基本的には、トイレのセンターです。
手洗い器などがある場合には、その都度、考慮してください。
既存の便器のタイプにもよるのですが、壁から排水芯までが264mm以上離れている場合は、
リモデル用のセットを選択する必要があるので、購入前に確認してください。
給水管は、排水管の芯から、左に300ミリ。奥の壁から100mm。でやっています。
壁給水の場合は、高さは150ミリ程度が良いでしょう。
排水工事
排水管は既存の便器を外した場合は、床面と平らな状態で、切断されてると思います。
その時は、延長する継ぎ手が別途必要です。(左の写真です。)
延長したら、床から60mm±5mmの高さで切断します。
しっかり真っすぐに切断しないと、漏水の原因になるので、丁寧に切断しましょう。
型紙でしるしをつける
型紙を使って、部材の固定ビスの位置にしるしを付けます。
壁などから、寸法を測って、真っすぐに型紙をセットしてください。
そして、ビス位置を計5か所、しるしを付けます。
部材の設置
排水の継ぎ手を、接着剤を所定の位置に塗って、セットして、ビスで固定します。
振れ止め用の白い部材もビスで固定します。
給水工事
次に、止水栓を取り付けます。
ねじの部分にシールテープを5~8周程度巻いて、モンキーレンチでねじ込みます。
このような状態まで、セットしておきます。
便器の設置
排水継ぎ手の位置を目安に、便器を設置します。
そして、便器の正面にあるビス穴で、壁からの寸法を測ると、真っすぐ設置できるでしょう。
便器の後ろの両サイドのビスを2本、締めます。
この時、強く締めすぎると、陶器が割れる恐れがあるので、注意してください。
それほど強く締める必要は無しので。「便器を軽く固定する」程度なので。
便器正面の振れ止めのビスも閉めます。この時も、締めすぎ注意です。
タンクとウォシュレットの設置
一体形のタンクとウォシュレットをセットします。
裏側に、ボルト4本とゴムパッキンをセットしておきます。
それから、本体を、便器側の4つの穴に合わせて、セットします。
先ほどのボルト4本を、ナットで、後ろ側から閉めていきます。
これも、手で締まる程度で十分です。
給水と電気
止水栓にホースを接続します。
パッキンを入れるのを忘れない様に。
最後にアースをつないで、コンセントに差し込みます。
必要な道具
- スケール
- インパクトドライバー
- パイプソー
- プラスドライバー
- マイナスドライバー
- モンキーレンチ
- 塩ビ用接着剤
- シールテープ
最後に
便器の交換で、大変なのは、既設の便器を外すことではないでしょうか。
そして、排水と給水の下準備がしっかりできれば、
新しい便器を設置することは、それほど、難しくはありません。
しっかり手順に従って進めていければ、問題ないでしょう。
既設便器の外し方については、別記事で、しっかり解説していきます。
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