こんにちは。
自分で出来ることは、自分でやりたい、と言う方へ。
今回は、トイレの水が出っぱなしになってる、って時の対処法です。
基本的には、トイレタンク内の部品交換で解決します。
オーソドックスなタイプの便器を例に説明していきますが、
型はいろいろありますが、原理、仕組はそんなに違わないので、
参考にしてください。
便器の種類は
組み合わせタイプの
- 便器の上にタンクが載っているタイプ
- タンクがトイレの角に付いているタイプ
具体的な症状は
- タンク内で勢いよく水が出てる
- ちょろちょろだけど、止まらない
- 便器の方に水が流れてる
こういった症状があるでしょう。
考えられる原因は
- ボールタップが壊れている
- ボールタップの浮き球が正常に動いてない
- フロートの消耗
- フロートが正常に動いてない
- オーバーフロー菅が折れてる
これくらいが、考えられます。
ボールタップとは
タンク内の水位の上下に伴って、水を止めたり、出したりする部材です。
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フロートとは
タンクに溜まっている水を流したり、止めたりする、元栓のようなものです。
TOTO トイレ補修パーツ フロートバルブ THY418
オーバーフロー菅とは
ボールタップの故障で、タンク内の水が外に溢てしまう手前で、便器に流す機能があります。
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代表的なタイプのものです。参考までに。
原因の確認の仕方
タンクの蓋を開けて、中が見える状態にしてください。
手洗い付きタンクの場合、蓋とボールタップが接続されてるので、
蓋の裏側で接続部を外してください。袋ナットの締め込みのタイプもあります。
だた持ち上げれば、外せるタイプも。
止水栓を開けて作業する時、手洗い付きタイプは接続箇所を指で押さえるなど、してください。
まず、フロートのチェック
鎖が切れてたり、引っかかってたりしないか。
A. 引っかかってたら、直してください。鎖が切れてたら、フロートの交換です。
フロートで栓がしっかりされているように見えるけど、便器内に水がちょろちょろ流れてくる(オーバーフロー菅の基準水位に達していないのに)場合は、フロートが消耗してる可能性が大です。
A. フロートの交換です。
次に、ボールタップのチェック
ボールタップの浮き球がタンクの壁面やオーバーフロー菅に引っかかってた。
A. ボールタップの向きを調整します。(交換時と同じ手順で)
ボールタップの浮き球を持ち上げても、水が止まらない。
A. ボールタップの交換です。
浮き球を持ち上げると、水は止まるけど、オーバーフロー菅の上端を超えてしまう。
A. ボールタップの交換です。
オーバーフロー菅が折れてる。
A. タンクを1度取り外しての作業になるので、業者に依頼しましょう。
タンクの品番、部材の確認
まず、タンクのメーカー、品番を確認してください。タンクの正面にあります。
消えちゃったのか、無い、と言う場合は。
タンクのタイプを確認してください。
- 手洗い付きかどうか(吐水口がサイドか中央か)
- 便器の上に載ってるのか、トイレの角についてるのか
- レバーの位置は左右か、前か
部材は
ボールタップ交換時
- ボールタップ (いろんなタイプのタンクに対応してるものがあります。万能な)
- 呼び径13のゴムパッキン
フロート交換時
- フロート (鎖もセットになってます)
- フロートはメーカー、型によって結構違います。
必要な工具は
- マイナスのドライバー(止水栓を開け閉めする時に、使うかも)
- モンキーレンチ
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最低限この2つがあれば、出来ます。
作業手順
トイレの止水栓を閉めます。
タンクの蓋を取り外します。
フロートの交換
- 鎖を外してから、フロートのゴムを外します。(フロートを外す時、相手のプラスチック部を破損しないように注意してください。)
- 逆の手順で取り付けます。
- 鎖の長さを調整します。
- 溜まった水が、便器にちょろちょろ流れてたら、張りすぎです。
- レバーを動かしても、流れなければ、たるみ過ぎです。
ボールタップの交換
- 止水栓からタンクへの接続部分の袋ナットを緩めます。
- タンク外側にあるつば付きナットを緩めます。
- 両方を緩めながらボールタップを外します。
- 逆の手順でボールタップを取り付けます。
- 止水栓からの接続部のゴムパッキンを取り換えてから、接続します。
- レンチで締めてから、止水栓を開けます。
- ボールタップの動作確認をします。
- 水位調整が出来るタイプであれば、説明書に従って、行ってください。
作業時の注意点
- 念のため、水道メーターの場所、止め方を確認。
- 作業時、トイレの止水栓が開いてるのか、閉まってるのか、常に確認。
- タンク、内部部材の破損に注意。
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